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映画「メッセージ」ネタバレと感想 文系SF映画

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静かなSF映画の内容とは。

 

 

メッセージ

彼らはなぜやってきたのか。

 

「あり日突然」というのはSFの世界ではよくある話。

異星人の侵略などはよく描かれてきた題材です。

そしていつもなら対決へと繋がっていきますが、今回は違います。

 

 

 

ストーリー

 

ある日、高さ45メートルほどの楕円形の宇宙船が地球ヘ飛来。

世界各国で12機が確認された(日本だと北海道に)。

 

世界は怯え暴動や略奪が発生。

はじめ各国で協力して情報収集を図った。

アメリカでも同様、軍が管理、そして専門家を呼んだ。

主人公の二人、言語学者の女性と物理学者の男だ。

 

緊張していた最初の接触。

まずは宇宙船の真下に開く穴へリフトで入っていく。

すると途中で重力が横向きに変わり、壁を歩けるようになる。

そのまま進むとガラスのような透明な壁があり、 向こう側にはエイリアンがいた。

もちろんコミュニケーションの方法は全くない。

 

言語学者は単語を一つづつ教えてみる。

軍は時間がかかりすぎると反対したがそれしか方法はなかった。

 

 

すると相手は習字で円を書いたような文字で答えてきた。

どうにかそれの解読を進めなんとなく意思疎通が取れるようになる。

各国も同じように努力をしたが中国が攻撃するとう情報が出た。

これで他の国も協力体制がなくなり、通信は遮断された。

 

なんとか攻撃を阻止したい学者は「なぜ地球へ来たのか」と質問した。

すると「武器の提供」と答えた。

これを「攻撃」と解釈した軍や各国は攻撃体制に移ったのだ。

 

しかし、相手の文字を理解してきた言語学者は相手の思考パターンや能力までもを身につけていた。

それは未来を予知することだった。

 

それを中国軍に伝えると攻撃は中止、宇宙船は消えた。

 

途中途中で見ていた思い出のような場面は実は「未来」だったのだ。

 

説明

 

一回見ただけでは何おことやらと思うでしょう。

それがこの作品を「文系」と呼ぶ由縁です。

 

①なぜ言語学者はエイリアンの「未来予知能力」を手に入れたのか

それは「言語」と「思考」の関係にあります。

例えばあなたは考えるときに「日本語」で考えますよね?

では「言語がない」人はどうやって考えているのでしょうか。

これには様々な説があります。

つまるところ、エイリアンの言語を理解した言語学者は相手の思考や能力までも理解したのだ。

「能力」とは未来を見ること。

彼らの言語で思考すると「時間」的制約がなくなり未来が見えるようになるのだ。

 

 

②「武器の提供」とは

最大の問題である「武器の提供」とは何を意味したのか。

この「武器」とは彼らの「能力(未来予知)」のことだと思われます。

彼らは「3000年後に人類の力が必要」と言っていました。

そのために絶滅してもらっては困るのでしょう。

もしかしたら人類が絶滅する未来を知っていたのでそれを変えるため能力で回避させようとしたのではないでしょうか。

 

③言語学者の未来

言語学者は未来を見てしまいます。

それは物理学者と結婚し、娘が生まれる。

しかし娘は病気で若くして亡くなるという未来です。

そんな辛い未来が待ち受けていても主人公はその人生を歩みます。

ここは解釈の問題ですが「人生を良いものにする」のではなく「人生を全て感じる」ことをエイリアンから教わったのではないでしょうか。

 

④娘の名前

娘の名前は「ハンナ」でした。

英語で書くと「HANNAH」で前から読んでも後ろから読んでも「ハンナ」です。

通常、時間は過去から未来へと進みます。

しかし映画の最後に主人公は時間を超越し未来が見えるようになります。

それは過去から未来を見ることなので時間軸とは逆の見え方です。

それを表したのが「HANNAH」なのではないでしょうか。

一方向からだけではなく逆方向もあり、ということですね。

 

⑤中国軍に言った言葉

攻撃を最終的に止めたのは言語学者でした。

電話で中国軍のシェン上将に彼しか知らないはずの言葉を言ったからです。

内容は「戦争に勝者はいない、ただ未亡人が残るだけ」でした。

これは死にゆくシェン上将の妻が言った言葉です。

なぜその言葉と電話番号を知っているかというと、一年後の未来にシェン上将に教えられたからです。

 

感想

 

考察したり、考えすぎるのが楽しい作品です。

静かなSF映画とし評価も高いですが、男にはちょっと物足りない感じ。

哲学的な問いも全面に出ているわけではなく「考えて」感が多いです。

他のサイトではもっといろいろ解釈があるようなので探すのも楽しいのではないでしょうか。

理系SF好きとしてはちょっと残念でしたが、それなりに楽しめました。

 

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