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映画「スプリット」感想とネタバレ アンブレイカブルとの関係

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どんでん返しの巨匠「M・ナイト・シャマラン」監督の新作をみました。

 

スプリット


 

悪と◯◯◯◯の誕生。

 

描く必要のある場所だけを描いてあとは想像のお任せする。

その加減が絶妙はスリラー映画。

見る前に同監督の映画「アンブレイカブル」が目に付いたのですが、なぜか?

実は三部作になるようなのです。

 

 

ストーリー

 

トラウマのせいでクラスで(わざと)孤立する主人公。

しかしクラスメイトの誕生日パーティーに出席、でも居場所がない。

パーティーも終わり帰ることになり、主人公とクラスメイト二人が車に乗る。

しかし、運転席に乗ってきたのは父ではなく見知らぬ男性だった。

 

目がさめると部屋に監禁されていた。

監禁したのはメガネをかけた潔癖性の男。

ここから三人の脱出への様々な試みが始まる。

 

部屋の外で女性の声がするので助けを求めて叫ぶ。

扉お開けたのは女装したさっきの男だった。

次にきた時は9歳の子ども。

その次はオカマ。

 

犯人はDID(簡単に言うと多重人格)患者だったのだ。

どれかの人格につけ込もうとするが上手くいかない。

強引に逃げようとしたクラスメイトは別の部屋に監禁されることに。

 

その間、犯人はセラピーを受けに行っていた。

夜中に「緊急事態」とメールを受け取っていたセラピスト。

しかし会うと「大丈夫、落ち込んでいただけ」という。

怪しいと思ったセラピストは危険を感じる。

 

幾つかの人格が「ビースト」という存在を恐れていた。

セラピストはただの想像だと思っていた・・・

 

セラピストは犯人の家へ行く。

そこで監禁された少女を見つけてパニックになる。

犯人はセラピストをガスで眠らせて外出する。

 

外で彼は「ビースト」へと変身する。

身長も大きくなり、筋肉はムキムキ、声も変わっている。

 

犯人がいない間に朦朧としながらセラピストは髪にある名前を書く。

そして犯人が帰ってきて絞め殺されてしまう。

なんとか脱出した主人公はクラスメイトを探すとビーストに食われていた。

逃げた先でセラピストとメモを見つける。

ビーストと対峙した時に書かれていた名前を叫ぶと犯人は正気に戻る。

 

それもつかの間またビーストに戻ってしまった。

逃げ出した主人公はショットガンを見つけ追ってくるビーストを2度撃つが死なない。

 

しかし、主人公に自傷のあとを見つけたビーストは「お前は救われた」的なことを言い去っていく。

 

ネタバレ

 

そのニュースが流れるダイナーでおばさんがいう「数年前にもこんなことがあったわね、車椅子に乗った人で、何て名前だっけ」と。

 

「ミスターガラス」だよ。

と、答えるブルースウィルス。

 

 

感想

 

監禁物と多重人格物を合わせた最高のスリラー映画でした。

注目の女優アニャ・テイラーがはまり役。

もちろん多重人格という難しい役を演じきった演技力はすごい。

でもそれ以上に「映画」としての凄さを感じた。

 

①悪役「ビースト」の誕生

この映画の大きなポイントは「悪の誕生」である。

今作は「アンブレイカブル」の続編と言われています。

ただ、続編というのはちょっと違うと思います。

アンブレイカブルは「善の誕生」

スプリットは「悪の誕生」

を描いています。

実は超現実視点で描いた「ヒーロー物」なのです。

この世界観でいうとヒーローの力は「悪事の予知及び透視」と「無敵のラッキー肉体」です。

悪は「鋼のような肉体」と「無限の体力」といったところでしょうか。

他のヒーロー映画とはぜんぜん違う雰囲気ですね。

 

②トラウマ

何を描き、何を想像させるか。

今回一番光った演出だと思う、怖いほどに。

父と一緒に鹿狩り出るが、叔父さんも一緒に行く。

まだ小学生くらいのだろうか。

父がいない時に森の中で叔父さんが言う「動物ごっこをしよう」と。

いい叔父さんかと思った次の瞬間、ゾッとする。

叔父さんが裸になったのだ。

そして「なんで服なんか着てるんだ?動物は裸だろ?」

 

これだけで想像できるだろう。

実際に描くよりも残酷さが脳裏を過る。

そのご父は病気で亡くなり叔父さんに引き取られます。

 

残酷さを想像しちゃう、させないでくれ!

 

 

ラスト、警察に保護された主人公はこう言われます。

「叔父さんが迎えに来たわよ、帰れる?」

 

③多重人格と超能力

この映画で悪を誕生させるために丁寧に描かれている部分があります。

それは「人格ごとに性格も違うが、アレルギーも体つきも変わる」ということ。

つまり、これから敵として現れるビーストは様々な物に変形できるということ。

パワー系、頭脳系、少年系、女性系。

場面にあった人格を使い分けることができるのだ。

24もの人格と特徴、長所を持った敵の誕生です。

 

④ジャケットから読み解く

二つのジャケットを見比べてきましょう。

 おわかりでしょうか。

両方ガラスにひびの入ったデザインです。

ガラスといえばサミュエルLジャクソン演じる「ミスターガラス」ですね。

これはいろんな解釈ができて楽しいですね。 

 

まとめ

 

この映画は「悪の誕生」とともにもう一つ描いたのが「ヒロインの誕生」だと思います。

ビーストはぬるま湯で生きている無傷な人間を「眠っている」と表現し嫌っています。

そして主人公はビーストが初めてであった「負を背負った側」の人間。

ヒロインとしての要素を十分に満たしています。

それがこの先どう絡まっていくのか、非常に楽しみです。

 

続編

 

タイトルは「Glass」

アンブレイカブルのミスターガラスのことでしょう。

ブルースウィルス、サミュエルLジャクソンや今作の俳優陣も続投が決まっています。

いよいよ「善VS悪」となるのか、あったとしてどういったバトルなのか。

それともぜんぜん想像と違う話になるのか、非常に楽しみです。

英語版Wikiによれば2019年公開予定です。

お楽しみに。

 

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